俺の家族は母と姉との3人家族で、父はいない。

父は俺が幼少の頃に他界した。

父一筋だった母は再婚することなく、父の残した会社を引き継ぎ、この界隈に影響力をもつほどの大企業にまで押し上げ、俺たちを何不自由なく育ててくれた。

俺が高校2年、新しいクラスに友人ができた。

そいつは俺の死んだ父にそっくりだった、まるで生き写しだ。

家族を脅かしてやろうと、家に連れてきたのがそもそもの失敗だった。

母はそいつを見るなり瞬く間に、死んだ父を思い出し、虜になってしまった。

俺が目を離している隙に、母はそいつを誘惑し、肉体関係をもってしまった。

以降、休日のたびに俺のいない隙を狙って、同じ時間をすごしているようだ。

今まで仕事一筋で生きてきた母のことを思って、俺は気づかないふりをした。

数日後、放課後家に戻ると、姉の部屋から喘ぎ声が漏れてくる。

部屋を覗くとなんと姉と友人がセックスをしていた。

知らないうちに、姉とも関係を持っていたようだ。

母がある日、友人と結婚するといった。

そして友人は俺の父親になった。

友人は母が在宅の時は、母の部屋で過ごし、いないときは姉の部屋で過ごす。

友人と別れたくない母は、そんな状況を平然と黙認している。

突然、クラスのマドンナと、学校で人気の美人教師が家にやってきた。

今日からここに住むというのだ。

友人は知らないうちにマドンナと美人教師を愛人として囲い込んでいた。

母に指示して、マドンナの家族を転勤させ、美人教師も併せて居候させるようにしてしまった。

こうして、我が家は母と姉と俺と同級生の父と、2人の家族公認愛人の奇妙な6人家族になってしまった。

俺に弟か妹、甥っ子か姪っ子、血のつながっていない家族ができる日もそう遠くはないだろう･･･。