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勘違い痴漢電車
朝の通学電車。
俺はいつも同じ女子の後ろに立つ。彼女のことを密かに想いを寄せているのだ。
だが、ある時から俺のことをチラチラと、怖い目で睨みつけてくるようになった。
そばにいられるのが迷惑なのだろうか?そう思った俺はある日、彼女と距離を置いた場所に立った。
見ると、いつも俺の隣にいた男子が彼女に囁いている。
「大丈夫だよ。あの痴漢男はもう近づいてこないよ。俺が守ってあげる」そういうと、その男子は彼女を後ろから抱きしめる。
なんと俺は痴漢と勘違いされていたのだ。
俺が近づこうとすると、彼女が怖い目で睨みつけ、男子は守る振りして彼女の体を触りまくる。
そんな日が続いた後、男子が「危ないから、降りよう」と、途中の駅で降りて行った。
そこは周辺にラブホが立ち並ぶ界隈で・・・
そのラブホの一室で
「ここなら大丈夫。あいつも追ってこれないから」
「本当?ねえ、これからも私も守ってくれる?」
「もちろんだよ」そう言う男子に彼女は体を預けた。
俺はまた別のかわいい女子を見つけ、背後に立つ。
そして、あの男子が俺の隣に立つ。
そして、その女子が痴漢と勘違いして俺を睨みつけるのだ。
俺はその目にゾクゾクする・・・