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ワンマン社長の言いなり
社長秘書を務める美咲はすこぶる美人で評判だ。
そんな彼女から「以前から気になっていたんです」と申し出で、俺たちの付き合いが始まり、このほど婚約に至った。
有頂天の俺はひと時でも彼女から離れたくない。こっそり社長室を覗きに行った。
すると、そこで彼女と社長がセックスをしていた。
「どうだ?結婚相手は見つけたか?」
「はい」
「誰だ?社内の人間か?」
「営業2課主任の田中さんです」
「そうか。今日はお祝いだ。終業時間までたっぷり可愛がってやるからな」
「ありがとうございます、社長。」
彼女は陰で社長の愛人をやっていたのだ。
騙された!こんな会社辞めてやる!と思ったものの、俺はしばらく様子を見ることにした。
美咲と過ごす俺の自宅に社長が現れた。
「いつも秘書として頑張ってくれている美咲君のお相手の顔を見ておきたいと思ってな。ほら、これ祝いの酒だ」
俺を酔いつぶして何か企んでいるな?そう直感した俺は、寝たふりをした。
案の定、美咲と社長は絡み合う。
美咲はすっかり社長の言いなりだ。
「子供が出来たら、田中くんとの子供として育てるんだぞ」
「はい」
社長は美咲に盛大に中出しをする。何発も。
もう我慢ならない!辞表を叩きつけて美咲との婚約も破棄だ!
俺は後日、社長室へ向かった。
「社長、話があります」
「いいところにきた。丁度わたしも君を呼ぶところだった。君を課長に推薦しておいた」
「え、そんな・・・俺まだ係長にもなっていないのに?」
「美咲くんから色々聞いている。なかなか仕事できるそうじゃないか。美咲くんのこと頼んだぞ」
「はい、頑張ります」
直後、俺はポケットの辞表を破り捨てた。
今日も社長と美咲は抱き合っている。
二人目、三人目と子供が出来るたび、俺はどこまで出世するのだろう?