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朝起きたらAV男優小沢とおるになっていた
下半身 2024-08-30 午後 18:48:53

 

俺はAVを見ながらシコリまくって、夏休み最後の日を終えた。

 

そして新学期の朝。

 

ベッドから起きて鏡を見たら俺は、小沢とおるになっていた。

 

夏休みボケか?シコリ過ぎたか?なんとなく頭がボーっとしているような気がする。

 

まあ、そのうち直るだろう。

 

俺は学生服に着替え、自宅を出た。

 

街ですれ違う人たちが、俺を見てくる。俺は自然と足早になる。

 

 

 

教室に入ると、まだ誰も来ていない。

 

俺は席に着くと、改めて自分の顔を触ってみる。いつもと感触が違うような気がする。

 

ひとりクラスメイトが教室に入ると、驚いた顔をした。

 

「なんだ?わたしの顔に何かついてるか?」

 

「い、いや・・・」

 

あたりをキョロキョロ見回している。

 

「ドッキリカメラか、何かですか?」

 

「何を言っとるんだ君は?わたしはいつものわたしじゃないか」

 

次々、登校してくる生徒。みなが俺のことを見てくる。

 

そこへ携帯が鳴る。

 

「ああ、わたしだ。生徒だ」

 

周りからヒソヒソと声が聞こえてくる。

 

(自分のこと生徒だって)(どこからかかってきたのかしら?)

 

「これから授業だ。うん、うん、玉子を買ってくればいいんだな。帰りでいいか?」

 

(今から授業だって言ってるのに、帰りでいいに決まってるよね)

 

「玉子がなかったら、女の卵子でもいいか?」

 

(うわー、下品)(女の卵子って言い方もおかしいよね。男の卵子があるわけないのに)

 

セリフ回しも小沢とおるそのものだと、我ながら思う。

 

担任の女教師も教室に入るなりギョッとなる。

 

「見たことある人がいる」

 

「わたしはここの生徒の山下です。朝起きたらこうなってました。ただの寝違えかと。そのうち直ると思うんで、授業続けてください」

 

「山下君なの?寝違えでこうはならないよね?やっぱり小沢とおるだよね?」

 

とヒソヒソ話する教室内の女性たちの心は、いつしか一つになっていた。

 

「あっちもやっぱり小沢とおるなのかしら?」