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失敗再婚
「じゃあ、寄合で帰り遅くなるから」
そう言って妻が家を出た。
その瞬間、娘の態度が豹変する。
最近、娘と二人きりになるのが怖い。
娘とは再婚で親子関係になったのだが、実はそれ以前はパパ活関係だった。
まさかの再会で今があるのだが。
妻がいないところではパパ活仲間を押し付けては、お金を要求してくるのだ。
「ねえねえパパ。この子どうよ?」
父親とは違う意味で、パパと言う言葉を使っている彼女が、携帯画面を見せてくる。
そこには彼女と同世代の女子が映っている。
「うん、かわいいよ」
「あまり乗り気じゃないね。じゃあ、こっちはどう?」
「うん、うん、かわいいよ。」
「両方来てもらおうか。」
「なんでよ。今日疲れてるんだよ。勘弁してよ」
「今日ね。この子ね。中出しOK」
「すぐ呼びなさい。」
「もう伝えた。すぐ来るって。30分ぐらいで着くんじゃないの?」
「ナイスだ。シャワー浴びてくる。」
モエちゃんと名乗る女子はすぐきた。
俺たちは自由に過ごす娘の傍らで、激しく絡み合った。
「じゃあ、またよろしくね」モエちゃんはお金を手に、風のように去っていった。
入れ替わるように次の娘が来た。
「ごめん。さっきの子と3発やっちゃったから。今日は打ち止め。また次回ってことで」
「わたしって魅力ないのね。エーン、エーン」みゆきと名乗るその子は、あからさまなウソ泣きに出る。
「泣いちゃったじゃないのよ!可哀想でしょ!責任取りなさいよ」と娘。
「責任って何だよ」
「初めて私とヤった時は、1日5発は軽いって言ってたじゃないよ!」
「そんなこと言ってねえよぉ。誰と勘違いしてんだよぉ」
「なにそれ?意味わかんない。慰めてあげなさいよ」
「わかったよ!やりゃあいいんだろ!」
俺はみゆきちゃんをベッドに押し倒し、スカートの中に頭を突っ込んでクンニを始めた。
途端に彼女は泣き止み、悶え始める。
「ほうら、さっき泣いた女の子が、もう喘ぐ。仲直りセックス。頑張ってね」娘はまた傍らで、己の時間を過ごし始める。
翌日。
携帯で何やら話し込んでいる娘。
「ねえ、パパ」
「今日はもうダメ!」
そういう俺に携帯を指しながら、
「この子ね、たった今、パパ活デビュー。今やっとかないと初乗り逃がしちゃうよ」
「すぐ呼びなさい」
「呼んだ。すぐ来ると思う」
「ナイスだ。シャワー浴びてくる」
待つこと30分。先生が来た!
「お金に困ってるのよ。助けてくださいよ」
そう言いながら迫って来る娘の女性担任。
また後日。
「以前、お世話になった人なんだけど・・・」
「今度はどんな?」
もう断り切れないと諦めた俺は新聞を読みながら、ぶっきらぼうに聞く。
「急いでるみたいよ。すぐ近くまで来てるって。」
飛び込んできたのは婦人警官!
「今、勤務中なの。すぐ戻らないと。早く済ませましょう」
そういうと彼女は俺をベッドに押し倒し、フェラして、跨って、腰を振り、射精させると、
「お疲れさん」という娘からお金を受け取り、
「次はゆっくり楽しみましょうね」といって、嵐のように去っていった。
また別の日。
「今からお願いできないか?って人いるんだけど。すぐ来れるって」
「呼びなさいよ」とぶっきらぼうに返事する。
飛び込んできたのはお隣の奥さん。
「旦那が会社のお金に手を付けちゃって、早急に何とかしないとバレそうなのよ。助けてくださいよ」
「いくらなんですか?」
「2万」
「え、あんな立派な家に住んでおいて、それぐらい何とかならないんですか?」
「旦那の浪費癖がひどくて今、カツカツなのよ。道端の草食べて生きてるのよ。こんなこと身内に頼むわけにいかないし」
まさにご近所さんの困った時の駆け込み寺状態でもある。
またまた別の日。
「近くを通るからお願いしたいって」と娘。
「いいよ」もうどんなのが来ても驚かない、はずだった・・・
その時、表通りが何やら騒がしい。
「ん?なんだ?今日は何かイベントのある日か?」
ドアが開いて、走り込んできたのは女子マラソンランナー!
汗だくの彼女がハァハァハァと息を荒くして、俺に迫ってくる。
「競技中なので、早く済ませましょうハァハァ」
ベッドの上で、俺まで瞬く間に汗まみれにして、あっと言う間に事が進む。
そして腕時計を見ながら「12分のロス!」と言って、彼女は疾風のようにレースに戻って行った。
その時、娘の「短くね?」という合いの手を俺は聞き逃さなかった。
最近、ますます娘と二人きりになるのが怖い。