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有能な精子提供者相手でも子供ができない理由
下半身 2024-10-03 午後 22:14:12

 

写真盾には高校時代に初めて二人で撮った写真がある。俺たちがまだ純な頃だ。

卒業間際にお互いの気持ちを確かめ合って、将来を約束し、仕事もうまくいきだした頃に結婚したのだが・・・

俺は不妊症だ。勃起不全だ。妻には不便をかけている。

「わたしは、あなたのそばにいるだけでいいの」と言っているが、隠れてオナニーに耽っているのを俺は知っている。

ある時、

「このままだと、いけないと思うんだ。子供を持とうよ」と妻に提案した。

「でも、相手が・・・」

「俺に心当たりがあるんだ」

 

大学サークルで知り合った三宅に頼むことにした。

少々女遊びが過ぎたところがあるが、あっちのほうは信頼できる。なんせ、密かに不妊症の夫の代理で、何人かの女性を孕ませた実績があると、豪語している男だ。

 

「きれいな奥さんだなぁ。俺、一目見ただけでみなぎってきちゃったよ」

三宅の第一声に、妻は少し嫌そうなそぶりを見せたが、信頼できる男だと俺の言葉を信じ、大人しくふたりで寝室に消えて行った。

 

「じゃあ、はじめましょうか?」

三宅は背後から乳をもみ、首筋の愛撫をはじめる。

さすがの三宅のツボを得たテクニックに、妻も感じ始める。

やがて外にいる俺の耳にも喘ぎ声が届き始めた。

行為は一時間以上に及んだ。長いのか短いのか不能の俺にはわからない。

「終わったよ」

帰り支度の三宅の後に続いて、バスタオルを体に巻いた妻も申し訳なさそうに出てきた。

3発しといたから妊娠すると思うよ」そういうと三宅は笑顔でそそくさと帰っていった。

 

俺が眠っている横でゴソゴソと妻がオナニーをしている。「三宅さん・・・」という声が漏れてきたことから、どうやらあの日のことを思い出しながら行為に耽っているようだ。

妻の受胎が確認されないこともあり、俺は時々、三宅に来てもらった。

23度と回を重ねるたびに、妻の三宅を見る目が変わってくる。

ある時、すっかり溶け込んだふたりの寝室からこんな会話が聞こえてくる。

「奥さん、最初のころと比べて、フェラ上手くなりましたね」

「だって、フェラしたの、あなたが初めてなんですよ」

「え、今までフェラもしてあげてなかったんですか?」

「あの人、いつもチンチン汚いから舐める気起きないの・・・勃起したチンチンって、こんなに美味しいものなんですね」

 

「これつけてください」と妻が枕元から取り出してきたのはコンドーム。

「え、これって!?」

「しっ!旦那に聞こえちゃう・・・」妻は口元に人差し指を立てる。

小声で、

「コンドーム付けるんですか?妊娠できませんよ?」

「あなたの赤ちゃん欲しいけど・・・赤ちゃんできたら。あなたと会えなくなるんでしょ?そんなの嫌なんです。もっとあなたと過ごしたいの」

「実は俺ももっと奥さんと楽しい時間を・・・」

避妊具を付けたふたりはより一層熱く重なり合う。

 

「今日もよかったわ、三宅さん。また近いうちに来てくださいね」

ふたりは体を密着させて出てきた。

もう俺の目を憚ることはない。

「明日俺、休みなんで朝来ますよ。旦那さんが出かける頃に」

「楽しみにしてますわ」

三宅は写真盾を手に取る。

「前から思ってたんですけど、奥さん高校生の頃とあまり変わらないですよね」

「そうですか?三宅さんにそう言っていただけて嬉しいです」

「そうだ、奥さん。この制服着て待っててくださいよ」

「三宅さんがそういうなら・・・」

 

ドアを開けるとちょうど三宅がやってきた。俺が出勤するのと入れ替わりで三宅が部屋に入る。

「奥さん、制服姿かわいいですよ。現役女子高生みたいです」

「ほめていただいて嬉しいです」

三宅は妻の腰に手を回し、寝室へエスコートする。

 

今頃思い出のしみ込んだ制服に身を包んだふたりは激しく絡み合っているのだろうか?

二人の様子が気になって仕事が手に付かない俺は、仮病をよそおい自宅に戻る。

そして自宅で俺が見たのは・・・

制服が乱れまくった妻。その青春の思い出がしみ込んだセーラー服は、三宅の精液で汚されまくっていた。

 

 

今日は、体操着ブルマ姿の妻がウキウキした様子でいる。

「今日はその格好なの?」

「あの人のリクエストなの。体操着ブルマの私を抱いてみたいって」

「そうか、興奮してくれるといいね」

そこにやってきた三宅も、

「うわー、奥さんすごく似合ってます」

三宅は思わず妻を抱き寄せる。

「今日の奥さん今までで一番かわいいです。泊っていっちゃおうかな」

「うれしい」

妻はさらに小声で付け加える。

『今日はナマでOKですよ』

「うん、いっぱいしてあげる」そういうと、ラブラブな様子で寝室へ。

もはや俺はすっかり空気だ。

 

その夜、三宅が帰った後の夕食。

「今日の三宅さんすごかったのよ。立て続けに5発。シャワー休憩挟んで、さらに3連発。

そのあとは、一日で何発したのかわからないわ。もう私の子宮は三宅さんの精液でタプンタプンなのがわかるぐらい」

三宅の話題ばかりだ。

最近思う。気のせいか、俺といる時間より、三宅と過ごす時間のほうが長くなってないか?

まあ、でも仕方ないか。子供が授かるまで我慢だ。

悔しいが、それもこれも子供が授かるまでの辛抱だ。

そう言えば、二人を引き合わせて一年近く経っているな。

子供とは、なかなか授からないものなのだなぁ。