企画募集
性欲モンスター整体師
肩をしきりに気にする美子に夏海が言う。
「どうしたの?」
「最近、肩こりがひどくて」
美子と夏海は、来年の受験に向けて、時折勉強会をしている。
「わたし、いい整体師さん知ってるから、行ってみたら?私の紹介だっていえば、初回サービス千円ポッキリになるから」
「そんなに安いの?行ってみようかな?」
さっそく美子は最近できたばかりという整体院を訪れた。
そこでは眠気を誘うアロマの香りと、整体師のテクで、瞬く間にうとうとする。
やがて、「あ、あ、あ」と声が漏れる。
意識朦朧としながら、己の体が犯されているのに気づく。
だが、時間が経つにつれ、再び深い眠りに落ちていく。
気づくと、施術が終わっていた。
わたし、犯されていたような・・・あれは夢だったのかしら?
「起きましたか。お客さん途中から眠っちゃって」
あれは夢だったのか。すごくリアルだった。でも、凄く気持ちよかった。
初めて味わった快感は、リピーターになるには充分すぎるものだった。
帰り際に整体師はチラシを渡してきた。
「当院では、新しくお客様をご紹介いただくたびに、一人に付き1割引き、5人だと料金がずっと半額の上、月に1回無料のサービスを行っています」
あの子、これで私にこの整体院を紹介したのね。
施術室を出ると、控室に夏海がいた。
「あら、さっそく来てたのね。どうだった?」
「うん、すごくよかったよ。これからは私もここを利用しようと思う」
「それはよかった」
「じゃあ、わたし行くね」
整体院を後にする美子を見送る夏海。
施術室から声がかかる。
「次の方、どうぞ」
帰り道の美子。
「今日は気持ちよかった。なんだか爽やかな気分」
ふと、口の中に違和感を覚える。
口の中から出てきたのは、縮れ毛。
なんで?一瞬考えるが、特に気にする様子もなく、その場を後にするのだった。
施術室に入ると、いつものように肩もみから施術を受ける。
「さっきの子、どうだった?」
「うん、よかったよ。見た目もなかなかだし、まんこの締まりもよかった。ああいう子、どんどん連れてきてよ。さっきの子もあのチラシ見て、どんどん女の子紹介してくれるといいな」
「こっちはどう?今からいける?」と夏海は施術師の股間をさする。
「もちろん」施術師の手は夏海の胸もみに移行すると同時に、首筋の愛撫を開始する。
事後。
「次の予約のお客さん来る頃よね。じゃあ、わたし行くから。がんばってね」
夏海はふと、立ち止まり、何かを思い出したように、慌てて振り返る。
「あ、そうそう。これ渡すの忘れてた。」夏海がカバンから包みを取り出す。
それは、女性だけに効果のある催淫催眠アロマで、夏海の父親の製薬会社が密かに開発したものだ。
「お父さんもがんばれって言ってるよ。ふたりを応援するからって・・・ほんと、あなた、セックスしか能がないんだから。これからもどんどん連れてくるから頑張ってよ。」
「うん、お金溜まったら結婚しようね」