企画募集
代理父
不倫相手を孕ませてしまった。
不倫相手に中絶させて、手切れ金と言う形で多額の慰謝料を払った。
その後、妻にも愛想をつかされ逃げられた。
このことはご近所にも広まり、孤独の身になってしまった。
すっかり地に堕ちた俺だったが・・・
それは同じアパートの若い夫婦から、
「うちの妻を孕ませてくれませんか?」
「はい?」
「実は私、医者から子供の作れない体だと言われまして・・・子供がいない家庭なんて、妻が不憫に思いまして・・・養子をとることも考えましたが、やはり一度くらいは出産の経験させてやりたいと」
こうして俺は「代理父」として、先方の若奥さんと子作りするようになった。
ドアの隙間から旦那が覗き見しているのも構わずに、激しく交尾する日々を送る。
そんなある日、旦那さんの体に異変が。
勃起したというのだ。だが、射精するまでには至らず。
毎回、そんなことをくり返しているうちに、とうとう旦那の精液がドアの隙間から勢いよく飛び込んできた。
交尾を終えた私たちの元へ、旦那が喜び勇んで飛び込んでくる。
「やったー。奇跡です。医者もサジを投げたのに。あなたのお陰で、精力が復活しました」
その夜、夫婦は久しぶりに交わった。
3日後、奥さんの妊娠が発覚する。
「ごめんなさい。あなた。あなたの子だったらよかったのに」
「何を言ってるんだ。二人目は私たちの子を作ればいいじゃないか。俺もすっかり回復したんだし」
妊娠報告のために呼び出された俺に、帰り際、奥さんが耳元で囁いた。
「やっぱり私、二人目もあなたがいいわ」
こうして俺に公認の不倫相手ができた。