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時をかける俺
下半身 2025-02-02 午後 21:15:25

 

 

放課後の掃除当番をしていると、俺が密かに想いを寄せている幼馴染のコウ子が、携帯を忘れて帰ったことに気づいた。

 

掃除当番を終えた俺はそれを届けに、コウ子の家に向かう。

 

ドアの前に立つと、中から人の気配がした。

 

「帰ってるな」俺はチャイムを鳴らす。

 

だが、気配は消え、誰も出てくる様子がない。

 

変に思った俺は裏手に回ってみる。

 

そこで見たものは、全裸のコウ子が男に馬乗りになり、激しく腰を動かしている姿だった。

 

 

 

相手は誰だ?

 

正岡!クラスではあまり目立たないやつだ。ふたりはほとんど接点がないはずなのだが・・・

いったい、いつからこんな関係に?

 

 

 

実は俺は異能力者。時間を捲き戻せるのだ。「わ!」と一喝すればひと月前に戻れるのだ。

 

ひと月前に飛んだ。

 

そこは図書室。そう言えば、ふたりは図書係だった。図書室の人気のない場所で、二人はすでに体を求め合っている。

 

時空にいる俺の姿は二人には見えない。俺はそんな二人の隣で、激しいセックスを見ながらシコった。

 

 

 

その後、さらに「わ!」と一か月前に飛ぶ。

 

そこは保健室。ふたりは誰もいない保健室のベッドになだれ込んでくると、セックスを始めた。

 

そんな横で俺はまたシコる。

 

 

 

次に飛んだ先は、体育倉庫。

 

用具の片づけを終わると、二人は唇を重ね合う。そのままふたりでマットに倒れ込んで、行為に励みだす。俺がシコっている横で。

 

 

 

次に飛んだのは誰もいない放課後の教室。

 

椅子で対面座位に励むふたりをオカズに、俺もオナニーに励む。

 

 

 

いったいいつからだ?

 

必ずふたりの出会いを突き止め、関係を無かったことにしてやる。

 

そう思っていたのだが・・・

 

ふたりのセックスをオカズにシコリ過ぎた俺は、気付けばあの世へ飛んでいた。